データリカバリーのレビュー

多くの顧客の機密情報を扱う仕事をしています。その情報を日常的に使って仕事をしているのですが、データの持ち運びにはいつも苦慮しています。クラウド、ネットワークストレージも社内で導入される予定ではありますが、現在まだ稼動していないので、私は2本のパスワードロック機能付きのUSBメモリに同じデータを入れて持ち歩いています。

この方法でここ2年くらい過ごしてきましたが、やはり機械は壊れるものですね。USBメモリの1本がある日突然、出張先で読み込めなくなってしまいました。幸いバックアップデータはもう1本にあるのですが、出張時に限って自宅に置き忘れてきてしまっていて。とにかく出張先でこの急場を乗り切るしかないわけです。

こんな時のための危機管理として、私は以前Wondershare社というメーカの「データリカバリー」というソフトを購入してありました。

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危機管理というと聞こえはいいですが、当時、新人だった私は削除してはいけないファイルをうっかり削除してしまって、慌てて購入したというのが本当のとこ ろです。

しばらく使っていないソフトでしたが、確か壊れてしまったドライブからもデータの復旧が可能、という機能があったと思い、USBメモリをモバイル パソコンにつないで、ソフトを起動します。

http://images.wondershare.jp/win-data-recovery/overview03.jpg

このソフトのよいところは操作性のよさ。内部では非常に高度な処理をしているはずですが、ユーザには微塵も感じさせないところがお見事なのです。指定するのは2つ。

1.復元したいファイルの種類と、復元したいファイルがあった場所。けれどどちらも指定せずにすべてをスキャンすることもできます。

2.今回は客先への訪問時間が迫っていることもあり、ファイル種類、場所ともに指定してスキャンを実行します。

3.見つかったファイルはプレビュー機能を使って確認することができるので、復元を急いでいるファイルのみをまずは復元します。

同じUSBのフォルダには保存することができないし、落ち着いてから他のファイルも復元したいので、その場合はUSBメモリへの書き込みはしてはいけません。一旦パソコンへ保存します。

幸い、今回も無事にデータを開くことができました。2重3重に対策を打っておいたおかげで事なきを得ましたが、やはりパソコンや電子機器は壊れるものだ、ということを時々思い知ることは必要かもしれません。

このデータ復元ソフト「データリカバリーは500以上のファイル形式に対応しており、実際に私も5、6種類くらいは体験していますが、いずれも満足のいく復元を行うことができました。備えあれば憂い無し、ということでよろしいかと思います。

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