無料でPDFファイルをWord変換する方法

数年前、私は結婚・出産の為長年に渡り勤めていた会社を退職しましたが、この度子育てがひと段落ついたので、久しぶりに少しの時間でも働いてみようかと職探しを始めました。
そこで目に付いたのが、私の住んでいる町の花火実行委員会の職員募集の案内でした。このお仕事なら期間限定で働き易いだろうと考え、早速応募しました。意外に競争率は少なく、とんとん拍子に採用・即日勤務が決定しました。
私は面接の際、パソコン操作に慣れている事を猛アピールした為、担当する業務は全てパソコンで資料作成の仕事ばかりでした。
勤務開始から一週間ほど経った日、私は三ヶ月後に迫った花火大会のポスターを作成の依頼を受けました。レイアウトは例年とさほど変わらず、開催日やイベント内容を少し修正する簡単な作業の様でした。
「これならすぐ終わりそうだな~」と一安心し昨年のデータを確認すると、WordやExcelでは無くPDF版のデータしかありませんでした。
周りの人に「このPDFの元データは無いのでしょうか?」と尋ねてみると、それしか無いとの事。それならPDFの編集ソフトを使えば済む事なのでパソコンの中にインストールされていないか探してみましたが見当たりませんでした。当然ですが、編集用ソフトが無いとPDFファイルの編集が出来ません。
私が一からポスターの作成をする事も出来なくはないですが、やはり前回のレイアウトを参考にしたいので、何とか前回のデータを編集出来ないものかとPDF編集ソフトを検索しました。
PDF編集ソフトは見つかったものの、どれも有償版ばかりです。実行委員会は小さな組織なので、インストール費用を負担してもらう事は心苦しく、フリーのソフトを探してみました。
しかしながらやはりあるのは有償版ばかりなので、頭を切り替えてPDFデータをWordかExcelに変換出来るフリーソフトを検索しました。
様々なフリーの製品がヒットし、どれを使おうか迷いました。製品の性能などをしっかりチェックした結果、Wondershare社の「PDF to Word」フリー版に決めました。
「PDF to Word」フリー版 DL
Wondershare PDF to Word 公式サイト

※インストールの手順はとても簡単。他社製品と違い、「次へ」の操作が全く無く、即実行で完了しました。また、言語の選択では日本語や英語の他、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語対応なので、世界共通で多くの人がこのソフトを活用出来ます。

ワード pdf 変換

※起動すると画面上に分かり易く「PDFファイルを追加」のボタンとドラッグ&ドロップ機能も付いていたので、自分のやり易い方法をどちらでも選べる事が大変便利だと思いました。

※右下の「変換開始」ボタンをクリックすると、ほんの1~2秒で変換が完了。変換されたWordは元データの隣に配置され、どこに保存されたかフォルダ表示もされておりとても分かり易かったです。

※勿論、完成のクオリティも高く、OCR機能は付いていない様ですが文字化けがほとんど無かった事に大変驚きました。

PDF 変換 開始

お陰様でほとんど時間を掛ける事なく、無事に今年の花火大会のポスターを作成する事が出来ました。この様なハイレベルな製品が無料で使用出来た事はとても運が良かったと思います。

特に小さな事務所ではパソコンのデータの取り扱いが浸透しておらず、編集用ソフトの普及も乏しいので、私の任期が満了する前に、事務所の皆さんに貢献しデータの編集などについても、より多くの方に知ってもらえる様頑張りたいと思います。